面接の本質は「コミュニケーション」だった
しごとセンターで開催されている
面接セミナーに参加してきました。
このセミナーは
全部で1〜5までのステップが用意されていて
最初の1〜4は履歴書の書き方や職務経歴書の作り方など
就職活動に必要な基本情報を動画で学ぶスタイルです。
動画視聴後の「5番目」が
実際にしごとセンターに行って行う
「面接のロールプレイング」。
これが今回のメインの体験でした。
この5番目のパートでは
他の参加者と一緒に模擬面接を行うんですが
その際には、面接を受ける側だけじゃなく
面接官役も担当するんです。
これが、すごく新鮮で、今までにない体験でした。
私は派遣社員として長年働いているので
いわゆる「顔合わせ」と呼ばれる形式の面接は何度も経験してきました。
だからなのか、模擬面接のときに「何か用意してきたんですか?」と
面接官役の方に言われたんです。
自分では特別な準備をしたつもりはなかったのですが
これまでの積み重ねが自然と出ていたんだなと
その言葉を聞いて初めて気づきました。
「あ、慣れってこういうことなんだな」と。
ただ、その一方で反省点も多くありました。
真剣に取り組まなきゃという気持ちが強すぎて
表情が固くなってしまい
ほとんど笑顔を見せていなかったようなんです。
フィードバックシートには
ほぼ全員から
「もっと笑顔があるといいですね」と書かれていて
ちょっとショックでしたが
とてもありがたい気づきでもありました。
そして、私自身が面接官役を担当したときのこと。
想像以上に「頑張れっ!」という応援の気持ちが先に立ってしまって
「この人は自社に合いそうか?」「うちで力を発揮できそうか?」といった
冷静な視点で見られなかったなと後から思いました。
面接官も意外と大変で
感情に流されずに相手を見極める難しさを実感しました。
講師の方からは
「面接はコミュニケーションの場なんですよ」
と教えていただきました。
つい、面接=審査される場という風に思いがちなんですが
それは誤解だと。「わが社にこの人は合うかな?」と企業側も探っていて
それに対して「私はこんなことができます」と自己PRをして
お互いが納得すれば採用が決まる
―そんな双方向のやり取りなんだと知って
目からウロコでした。
今までそんな視点で面接を捉えたことがなかったので
なんだか少しだけ面接への抵抗感が薄れた気がしました。
就職活動って
どうしても一方的に評価される場所だと
身構えてしまいがちだけど
「対話の場」だと考えるだけで
ずいぶん気が楽になります。
このセミナーに参加してよかったなと思います。
面接のスキルはもちろんですが
それ以上に、「面接ってこういう場なんだ」という
意識が変わったことが
一番の収穫だったように感じています。
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