
できた瞬間に気付けた日
AMTRSの曲「栞」のレコーディング体験に参加してきた。
AMTRSは50代以上のアイドルグループ。
日本の元気の源となっている。
私はダンスにはまったく興味がないし、
フリフリの衣装も着たいと思わない。
アイドルソングも正直好きじゃない。
だけど、プロが使うレコーディングスタジオで
レコーディング体験ができると聞いて、参加してみた。
アイドルソングは、
私のもっとも苦手な音域が続く。
本当に苦手。
だけど、「レコーディング体験」はやってみたかった。
そう思って申し込んだ。
1時間で12人を6回。
つまり、72人で歌う「栞」。
まぁ、どれが自分の声かなんて分からないだろうな。
それでも不思議なことに、
初めて“ヴォーカルのセンターをとりたい”という気持ちが湧いた。
もう全然、歌える筋力がない。
ちょっと歌うとすぐ声がれを起こす。
だからカラオケに行って、
「しらすた」のボイトレ動画で喉を温めた。
普段は低音で話しているから、高音が出にくい。
ボイトレ30分。
その後、ようやく高音が出るようになって、スタジオへ。
時間になって、ブースに案内される。
家で「無音」と言っても、いろんな音がするけど
レコーディングブースは、本当に無音だった。
この空間、欲しい。
いつもYouTubeが流れ続ける生活なのに、
無音の空間が欲しいと思うなんて、思わなかった。
そして、1回練習後に2回録音。
「入り間違えた!」
「歌詞間違えた!」
「ブレた!」「上ずった!」
そんなふうに、失敗ばかりにフォーカスしていた私が、
今回は違った。
「ここ、いい感じに歌えた!」
「のびのび歌える!」
「自分の声がよく聴こえる!」
“できた瞬間”にもフォーカスできた!!
これがいちばん嬉しかった♪
歌手になりたいと思ったことはないけど、
中学の頃から「軽音部でヴォーカルやりたい」はずっとあった。
大学で軽音に入って念願のヴォーカル体験をしたけど、
当時はガッチガチで過緊張。
楽しめなかった。
それがようやく、楽しめるようになった。
練習で毎回録音して、自分の声を聴いていたから、
思ったより下手とか、
「えっ!こんな感じなの?!」
みたいな落差はなかった。
歌ってるそばから、わかっちゃう。
地声と裏声の切り替わり音域。
本当に思ったように歌えない。
そんな中で“できた瞬間”に気づけたのは、
本当に嬉しい成長だった。
地道に練習しておこうかな?
また、チャンスが来るかもしれないじゃん(笑)
“できた”を見つけられる自分になれた。
それだけで、このレコーディングは大きな一歩だったと思う。
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