妬みからだいぶステップアップ
嫉妬とも気付いていなかった。
「いいなぁ・・・」って思ってなかった。
私は、小学校4年生の時、
好奇心でお弁当を作ってみたくなり
自分でお弁当を作ってみたいと言ったばかりに
その後のお弁当は総て
自分で作らなければならなくなった。
みんなが華やかなお弁当を持ってくる中
下手くそなお弁当を持って行かなければならず
あんまり、記憶にすら残ってない。
なので、中学生や高校生が
お弁当作って貰って文句言ってるのとか
お弁当作ってるお母さんが嫌な想いをしているを
見聞きすると
「そんなの本人やらせろっ!!」
と怒りしか湧かなかった。
文句言うなら、自分でヤレ
文句が出るならやるな
コッチは、10歳から一人でやってる
甘ったれるなっ!!
っていう怒り。
そして、甘やかしてるとロクな人間にならない
とも思っていた。
それが、井上かなえさんの幸せな夜
という記事を見て
素直に羨ましいと思った。
嫉妬ではなく、羨望である。
学生時代総てお弁当を作ってあげてても
ちゃんとした愛情を持って育てていけば
ちゃんと出来るんだなぁ。。。っと
私は、至れり尽くせりされている事よりも
そんな子供たちに育て上げた
お母さんの愛情に対して羨んだ。
いいなぁ・・・
私もそんな愛情欲しかった。
いや、あったんだよな。
父は、一緒に何かをするのが好きだった。
だから、一人が嫌で、
買い物から料理までw
やることないのに
傍で見ててもらえることを
喜びとしている人だった。
父は、世間の母並みに
愛情を注いで育ててくれた。
視点が違ったばかりにずーっと気付けなかった。
表裏一体なんだんぁと改めて思う。
小さな頃はきっと私も望んでた。
赤がいい
ピンクがいい
だけど、つどつど
真っ黒に塗り潰されてきてたから
色ってあったっけ?
になってたんだと思う。
そんな子に、「想像してごらん」
と言われても出てこない。
でも、ちょっとずつちょっとずつ
塗り潰された色を落として来て
ようやく、この色いいなぁ・・・が出て来た。
ちょっとずつちょっとずつ
解放されている感じがする。
嬉しいな。
そして、愛情深く接してくれた人には
愛情を持って接することが出来る。
負の連鎖を断ち切れっ!!
ってずーっと言われて来たけど
愛の連鎖を回す努力をすると
多分、勝手に負の連鎖も断ち切れるんじゃないか?
私の仮説だけど
多分、間違ってない気がする。
父さんありがとう💗