本年もどうぞよろしくお願いいたします
酒の席で父がやっと天に召されたので
なんて言い回しをするもんだから
「なんて子なの」って思われたっぽい。
父は、イベント事、家族みんなでご飯が
大好きだった。
だけど、認知症からの嚥下困難で
飲み込むことが出来なくなった。
故に、みんなでご飯が出来なくなった。
大好きな家族ごはんが出来なくなった。
それでも、その輪にいる事だけでも
テンションがあがってた。
そんな父だから、お供え物をすれば
食べられると思った。
一緒にご飯が食べられる。
最後には、即身仏のようになった父
やっとお供え物ってことで食べれられる。
コレが縮まって、
やっと天に召されたのでになった。
ってことで、かまぼこ以外
全部手作りです。
本当に父の為なら結構頑張れる。
先ずは一の重
ここは、口取りや先付けと言われる
酒の肴や甘いモノが詰められるそうです。
伊達巻は、卵と鱈のみで作ってみた。
山芋入れようと思ったのに忘れた。
次回リベンジ。
醤油大さじ1の塩味は、
塩小さじ1/2らしい。
今年の年末は、ここら辺を加味していく。
松前漬け風のは、
切り昆布を買って忘れてたので
火を通す方法で作ってみた。
きんぴらは人参と牛蒡が余ったから
黒豆は井上かなえさんの珈琲風味の黒豆
きんとんも井上かなえさんの柚子香る洋風きんとん
ただ、栗きんとん作ろうと
栗を買ってからレシピをみたので
どうしても栗を使いたい。
ってことで、ちょっとアレンジして
レーズンや柚子は入れずに、
栗とブランデーを入れて作ってみた。
どっちもお気に入り♪
リピ決定です!!
次は二の重は
焼き物と酢の物
焼き物は鴨のローストしか無くて・・・
鴨葱ってくらいだからとねぎを焼いて埋めてみた。
酢の物は、紅白なます。
いくら作りを習って冷凍しておいたもの
をのせました。
そして三の重はお煮しめ
ココが、正月のメイン。
全ての食材を一つ一つ味を変えて煮る。
我が家は、煮るものによって出汁も変わる。
干しシイタケの戻し汁。
昆布だし。カツオだし。
だけど
母は、教える気が無いのと
私が諦めたのと
関わりたくないので
聞きたくないが勝って解らない。
ネットで調べたら
全部一緒に煮る作り方ばかり。
調べ方が悪かったのか、
田村隆さんのレシピを参考に
適当に1品ずつ煮てみた。
とりあえず、今回の出汁は
昆布とシイタケの割合を変えて作ってみた。
蒟蒻の味の入りが薄かった。
お正月のお煮しめは特別なの。
1種類ずつ煮るから
それぞれの食材が生かされた煮方になる。
そして、それを合わせているから
食べる度に味の変化がある。
手間暇かかった御馳走なの。
だけど、普段レトルトや〇〇の素で作った
ご飯ばかりだったり、洋食ばかりだと
味覚が素材の味的なものを美味しいと感じない。
良さが解らないってこともあるし、
ごった煮や、筑前煮で済ませると
同じ味だから飽きる。
おせちを食べないって理由は
環境ってのもある。
年末年始のお休みが無い方は、
作ることが厳しい。
後は・・・
普段の食に合わせる努力を作り手がしていない。
昔は、保存食だから、砂糖たっぷり。
腐らせないってのと、砂糖は御馳走だったってのと
やたら砂糖を使うのが昔のおせち。
だけど、今は、冷蔵庫っていう保存する場所がある。
また、スーパーやコンビニ、出前などで、
食べ物を何日も分も確保しなくても良い。
最低1食分あれば、他にも食べるものはある。
だから、現代に合う味にして
出すというアレンジも必要だと思う。
そういう意味で、私は、
井上かなえさんのレシピを
伝統と現代の融合を上手くしていると
思っているので採用しています。
実は、伝統的な栗きんとんも黒豆も苦手です。
そして、飾り切りで出た残り野菜はお雑煮に
ココで気付いた。
だから「雑煮」なのかも。
地域によっては、
ちゃんと雑煮用の具を用意する場合もあるから
我が家の受け継いだ地方ではと言った方が良いかも。
黒塩使ってしまって、
色は悪いのですが、味は良いです。
おろしもち、納豆もち
あんこには、ヨモギもち
お雑煮には、玄米もち
父が好きそうなものを集めてみた。
刺身類は用意できなかったけど
喜んでくれたかな。