「他人は鏡」と言うのはこういう事
5月のイングリッシュマフィンに続き
6月はロールパンをお伝えする流れになった。
イングリッシュマフィンの時点では
何年もレッスンをしてない私に依頼する事に
びっくりした。
ありがたい事に1時間半以上かけて通ってくださる。
いつもは、販売目的なので
キロ単位の粉を機械で捏ねて
オーブンにイッペンに入れる量はMAX
しかし、レッスンとなると
手ごねで少量焼き
試しにいつもの感覚で焼いたら
焼き過ぎた。
なんとなく、量で焼き時間が変わるとか
情報は入っていたけど
まさか、こんなに違うとはっ!!
ってぐらいビックリな違い。
レシピも機械ごねと手ごねで変えないと
上手く生地が出来なかったり
大量生産の味の再現が難しいってのは
こういう事なんだなぁ…
っと小規模な私でも思い知るのだから
大量生産で言ってるのは相当なのだと思った。
苦しみながらレッスンしてた頃は
全然気付かなかった。
イングリッシュマフィンを作って
エッグベネディクトを作った時は
自家製ベーコンをお出しした。
その話の流れでハムも作るよって話から
ハムを挟んだロールパンを食べる会になった。
パンより自家製加工肉を味見する会って感じだけど
それがかえって
私の気持ちにゆとりを持たせてくれてる。
私的に遊びの一環で材料費貰って
みんなのリーダーになって遊んでる感覚。
これだけの技術を伝えるんだから
この位は貰わなきゃ。
コレを生業にするなら最低でもこの位貰わないと
生活が成り立たない。
これだけの金額を頂くならコレは覚えて貰わないと
って…
これじゃ辛くなる。
HAPPY理論を知らなかった当時の私は
赤は出さない金額設定にしなさい。
とコンサルに言われて、
1日にMAX教えられる人数。
材料費、使う時間、知識の出し方
色々を盛り込んで計算して算出してた。
だけどさ、はじめは信用できるお友達と
お遊びの延長で
それから、
もっとこうだったら良いのに
を参考に
作っていって
出来上がってから商品にするって方法の方が
私は心が疲れない。
遠いとこから行くんだから値引きして
とか
こんなに時間かかるなら買った方がマシ
とか
文句言われながらやるより
遠くても「楽しみ」だけを持って
受けてくれる方がずーっと心が満たされる。
だって試作すら
「どーしたら楽しんで作って貰えるか?」
を考えてレシピを作ってる。
この感覚、コンサル入れてた時の私には無かった。
そして、生徒も「楽しむ」で来てくれているから
如何に安く習えるかなどの打算が無い。
そっか、以前は打算で動いていたから
来る生徒さんも打算的な人が多かったんだなぁ…
そんな中、「家でも作ったよ」っと工程の写真やら
作品の写真やらメッセージやらを下さった方々には
本当に感謝しかない。
当時、自分の心の問題だと思ったのは
間違いでは無かった。
2度と同じ過ちをしないようにしたい。