現世から消えてからの存在が大きい
キングコング西野さんの生配信で
のんちゃんという方の死のお話と
その流れで夢幻鉄道の主題歌を歌ってくれた。
それで、私の話をシェアしようと思った。
この話は、以前よく話ているので
知っている人もいると思う。
文章でこのサイトに残しておこうと思う。
父方の祖父の話。
私は、生きてる頃の祖父が大嫌いだった。
何を食ったらそんな身体になるんだっ!!
そんだけしか食わないのにその身体かっ!!
其処ら中に響くような大きな声で言われる。
デリカシーの欠片も無かった。
私、大学に友達作りに行ったのね。
勉強なんてどうでも良かったけど
入学するのも卒業するのも
テストがあるワケ。
ってことは、得意分野に行かないと卒業出来ない
だから、理数系をチョイスした。
うん。結局、同性の友達ほとんど居ないよねw
学部の1割だった
まぁ、そんな大学もさ、
私、勉強好きじゃないのよ。
机に向かってるのが無理w
だけど、友達は欲しい。
だから、友達に、山張って貰って
1週間勉強して合格したの。
1週間寝ないで勉強とかじゃないよ。
友達に会いに行くって感じで1時間位、
公式の証明と応用を教えて貰って
その過去問を解く。
以上。
だから8時間やったかどうかレベル
でね。
こんな大学に合格しました。
って父に見せてあげてって言われたから
ホント、しぶしぶ報告した。
父にとっては、私は自慢の娘だからさ
孫たちの中で初の大学生だったしね。
だけど、祖父からの祝いの言葉は
「ふ~ん。。。こんな名も知れない三流大学
オマエは、父さんのスネをいつまでかじる気だ?!」
だから嫌だったんだよっ!!
コイツムカつくっ!!!
二度と関わりたくない。
因みに母には
「あんたみたいに勉強もしない人が受かるなんて
一生懸命勉強して落ちた人が可哀想。」
大学合格を喜んでくれたのは父だけだった。
だからね。
本当に田舎に帰るのも極力減らしたし
会いに行かなかった。
そんな嫌味な祖父が天に帰った。
父方の風習では、
身内がご遺体の身体を拭くらしく。
正直、葬式だって出たくない位大嫌いだった。
それなのにご遺体を孫なんだから拭けと言われて
しぶしぶ身体を拭いたらさ
走馬灯のように
祖父がお祝いと言って
事ある毎、節目にお金を送ってくれたコト。
「コレ大好き!」と言った名物を
箱で送ってくれたコト
良くしてくれたことばっかり思い出されて
初めて後悔した。
もっと会いに行けば良かった。
この後悔と、父の望みを叶えたい。
この2点が、私が同居を決めた理由。
だけど、どうにも我慢できなかった。
んでね。
最近、スッゴイ奇跡じゃないけど
ちょっとした奇跡が起きると
なぜか祖父を思い出す。
祖父が守ってくれてるのかもって思う。
天に帰ってから、呼びかける事が多い。
「おじいちゃん、ありがとう」
私の中では、生きてる時より近くに居る感じ。
あの身体を拭く儀式
実は仲直りの儀式だったのかもしれない。
おじいちゃん
ありがとう。